博多の海岸で、汚職事件のさなかにあった官庁の課長補佐と料亭の女中が、心中体の姿で見つかる。誰もが情死と片づけるなか、地元の老練な刑事・鳥飼重太郎と警視庁の三原紀一は、二人が東京駅で目撃されたわずか四分間の情景と、関係者のあまりに完璧なアリバイに引っかかりを覚える。時刻表と移動の可能性を一つずつ潰していく捜査を通じて、社会派推理小説の型をつくった一作。
単行本は1958年2月、光文社(カッパ・ブックス)刊。初出は『旅』1957年2月〜1958年3月連載。捜査役が鳥飼重太郎・三原紀一であること、映画・テレビドラマ化があることをWikipedia日本語版で確認。シリーズ探偵ではないため探偵欄は空にしている。
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