ニューヨークに孤絶して建つ、古色蒼然たるグリーン屋敷。ある雪の夜、名門グリーン一族の長女が射殺され、三女が銃創を負った状態で見つかる。物取りの犯行かとも思われたが、事件はそこで終わらなかった。遺言によって家族全員がこの屋敷に住み続けねばならないなか、ファイロ・ヴァンスが一族の内側へ踏み込む。『僧正殺人事件』と並び称される名作。
原題 The Greene Murder Case、1928年発表。邦訳は平林初之輔訳(1929年)、延原謙訳(1950年)、井上勇訳(1956年)などがあるが、本DBでは東京創元社の日暮雅通訳【新訳版】(2024年)を採用した。訳者・出版社・刊行年は楽天ブックスの書誌情報で確認。受賞歴は確認できなかった。
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