冬将軍の去った沼沢地方の村に、弔いの鐘が響いた。病がちな赤屋敷の当主が逝ったのだ。故人の希望は亡妻と同じ墓に葬られること。だが掘り返してみると、奇怪なことに土中からもう一体、見知らぬ遺骸が発見された。死因は不明で、ピーター卿の出馬が要請される。大晦日に鳴らされた長大な転座鳴鐘という、鐘を鳴らす技法そのものが物語の骨格をなす長編。

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原著は1934年刊であることを著者記事の作品一覧で確認した。邦訳は浅羽莢子訳の東京創元社版(1998年)を採用し、楽天ブックスの書誌で訳者・版元を確認した。

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