容疑者の恋人が暮らす家を、刑事たちが遠くから見張り続ける。何も起こらない時間がひたすら流れ、そのあいだにも市井の人々の生活は淡々と続いていく。地道な捜査の退屈さと、そこにふと差し込む人の情。表題作をはじめ、犯罪そのものよりも人の暮らしのほうへ目を向けた短編が並ぶ。著者の初期を代表する短編集の一つである。
書誌(東都書房、1959年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「松本 清張/著」による。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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