森鷗外が小倉時代に記した日記の行方を、生涯かけて追い続けた人物を描く表題作を含む短編集である。世に埋もれた者が、ただ一つのことに人生を賭ける姿が静かに綴られていく。著者が芥川賞を受けた作品であり、後の推理小説群につながる関心の芽が、この時点ではっきりと見て取れる一冊となっている。文学的評価の高い初期の代表作である。
書誌(角川書店、2008年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「松本清張 〔著〕」による。初刊年1958年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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