縁もゆかりもないはずの地方新聞を、ある女性が突然定期購読し始める。その意図はいったいどこにあるのか。わずかな不自然さから犯罪が立ち上がっていく表題作をはじめ、日常のなかに紛れ込んだ違和感を入口にした短編が並ぶ。人の行動の細部を見逃さない作者の目が、短い枚数のなかで際立っている一冊である。短編の名手としての面がよく出ている。
書誌(文藝春秋、1973年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「松本清張著」による。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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