中世の城をそのまま移築したという建物で、事件が起こる。石動戯作が調査に乗り出すが、館ものの様式を踏まえた展開の随所に、作者らしい皮肉な視点が効いている。大真面目に組み立てられた謎と、それを眺める醒めた眼差しが同居しており、読者は二重の楽しみ方を求められることになる。石動戯作シリーズの長編にあたる一作。
書誌(講談社、2007年、ISBN 9784062758178)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「殊能将之 [著]」による。初刊年2004年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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