鬱屈を抱えた青年・与夫は、精神分析医の麻子と出会う。「あなたの戦うべき相手は、進化よ」——その言葉を境に、彼の見ていた現実が変貌しはじめる。人類の進化そのものを敵に据えるという大きな構想を、個人の内面から積み上げていく長編。旺盛な想像力で知られる著者の、初期を代表する一作である。個人の神経症と種の進化とを同じ地平で語ってしまう強引さが、この時期の著者の魅力である。
候補は日本語版Wikipedia「日本SF大賞」の受賞作一覧から機械抽出し、漫画・映像・評論の受賞作を除いて小説だけを採った。受賞年は同ページの回数と年の対応に拠る。書誌(読み・初刊版元・初出年)は国立国会図書館サーチで確認した。あらすじは楽天ブックス/楽天Koboの紹介文を下敷きに独自要約した。 あらすじは独自要約(コピペなし、結末の仕掛けには触れていない)。
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