首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人。京都近郊に建つ、ヨーロッパ中世の古城と見紛うばかりの館・蒼鴉城を「私」が訪れたとき、惨劇はすでに始まっていた。二人の名探偵が火花を散らし、入れ替わり立ち替わり推理を披露しては、そのたびに解決が塗り替えられていく。名探偵という存在そのものへの問いを含んだ、著者のデビュー作。
1991年、綾辻行人・法月綸太郎・島田荘司の推薦を受けて刊行された著者のデビュー作。小栗虫太郎『黒死館殺人事件』へのオマージュを含む。『このミステリーがすごい!』系のランキングに入っているがランキング名と年次の対応を確定できなかったため受賞歴には登録していない。作品単独のWikipedia記事はないため著者記事で確認した。
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