深夜の交差点で衝突事故が発生する。信号を無視したのはどちらの車だったのか。死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし彼女は、交通警察官も経験したことがないような方法で兄の正当性を証明してみせる。目撃証言、被害者と加害者の立場、事故処理の現場に潜む思惑。日常に隣り合う交通事故を題材にした連作短編集。
1992年に『交通警察の夜』の題名で実業之日本社より刊行、1995年に『天使の耳』へ改題して講談社文庫版が刊行された。本DBは初刊の書名ではなく現在流通している改題後の書名を採用している。収録作「分離帯」が2009年に漫画化、2023年にテレビドラマ化。いずれもWikipedia日本語版で確認した(映像化・漫画化は収録作単位)。
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