ミステリという形式そのものに正面から向き合った、著者の作品集である。奇想を骨格に据えた話もあれば、日常の一場面から始まって思わぬ場所へ着地する話もある。共通しているのは、読者の予期をどう裏切るかが徹底して設計されているという点である。短い枚数のなかで、世界の見え方が一度きりの反転を見せるのだ。著者の技巧と趣味が凝縮された一冊といえる。

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日本殺人事件
日本殺人事件
山口雅也 / 東京創元社 / 1994年
日本推理作家協会賞 短編および連作短編集部門
ドッペルゲンガーの銃
ドッペルゲンガーの銃
倉知淳 / 文藝春秋 / 2018年
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集
ロバート・アーサー(訳: 小林晋) / 扶桑社 / 2023年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2024年版 海外編 第9位
放浪探偵と七つの殺人
放浪探偵と七つの殺人
歌野晶午 / 講談社 / 1999年
入れ子細工の夜
入れ子細工の夜
阿津川辰海 / 光文社 / 2022年
絞首人の一ダース
絞首人の一ダース
デイヴィッド・アリグザンダー(訳: 定木大介) / 論創社 / 2006年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2007年版 海外編 第9位
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書名・著者・出版社・刊行年は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の書誌で、受賞歴はWikipedia日本語版「このミステリーがすごい!」の受賞作一覧で確認(2026-08-07照会)。あらすじは版元の紹介文およびWikipedia記事を参考にした独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。あらすじの典拠が見つからなかったため、内容の記述は書誌事項から確認できる範囲にとどめている。

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