入れ子構造を持つ物語ばかりを集めた短編集である。作中にはさらに別の物語が置かれ、その内側にもまた語りが潜んでいる。読者はどの層の話を信じればよいのかを絶えず問われることになり、最後に全体の像が反転する。語りの層を重ねるという趣向を、収録作それぞれ異なる角度から試みた、意欲的な一冊といえる作品集である。

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ドッペルゲンガーの銃
ドッペルゲンガーの銃
倉知淳 / 文藝春秋 / 2018年
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集
ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集
ロバート・アーサー(訳: 小林晋) / 扶桑社 / 2023年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2024年版 海外編 第9位
放浪探偵と七つの殺人
放浪探偵と七つの殺人
歌野晶午 / 講談社 / 1999年
絞首人の一ダース
絞首人の一ダース
デイヴィッド・アリグザンダー(訳: 定木大介) / 論創社 / 2006年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2007年版 海外編 第9位
招かれざる客たちのビュッフェ
招かれざる客たちのビュッフェ
クリスチアナ・ブランド(訳: 深町真理子) / 東京創元社 / 1990年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1991年版 海外編 第5位
マスカレード・イブ
マスカレード・イブ
東野圭吾 / 集英社 / 2014年
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書誌(光文社、2025年、ISBN 9784334105761)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「阿津川辰海 著」による。初刊年2022年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。

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