入れ子構造を持つ物語ばかりを集めた短編集である。作中にはさらに別の物語が置かれ、その内側にもまた語りが潜んでいる。読者はどの層の話を信じればよいのかを絶えず問われることになり、最後に全体の像が反転する。語りの層を重ねるという趣向を、収録作それぞれ異なる角度から試みた、意欲的な一冊といえる作品集である。
書誌(光文社、2025年、ISBN 9784334105761)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「阿津川辰海 著」による。初刊年2022年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
当サイトは Amazon.co.jp アソシエイトおよび楽天アフィリエイトのプログラム参加者です。作品ページの購入リンクから商品が購入された場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。