列車で乗り合わせた見知らぬ男から、互いに殺したい相手を交換しようと持ちかけられる。動機のない者が実行すれば誰にも辿られない、というわけだ。冗談として聞き流したはずのその話が、やがて現実になって戻ってくる。断りきれないまま追い詰められていく男の心理が、執拗に描かれていく。交換殺人という主題を広く知らしめた、著者の長編第一作。
原著は1950年刊で著者の長編処女作。1951年にヒッチコックにより映画化された。邦訳は白石朗訳の河出文庫版(2017年)を採用した(青田勝訳の角川文庫版もある)。いずれも著者記事で確認した。
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