若い男と、彼より年上の女性。二人の関係が、細かな心理の動きとともに追われていく。何が起きているのかよりも、当人たちが自分の感情をどう説明し、どう言い繕っているかのほうに多くの筆が費やされていくのだ。人はなぜ自分に嘘をつくのか。犯罪心理小説という領域を切り開いた著者が、その関心をさらに推し進めた一作として知られる長編である。
書誌(東京創元社、1985年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「フランシス・アイルズ 著 ; 鮎川信夫 訳」による。初刊年1972年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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