童話めいた見立てが残された事件を、千草検事が追っていく。なぜ犯人はわざわざ手間のかかる細工を施したのか。その一点をめぐって、捜査は思わぬ方向へ進んでいくことになる。抑制された筆致と緻密な構成によって、本格ミステリとしての完成度を高く保った長編である。作者が生涯かけて磨き上げた作風が、よく表れた一作といえる。
書誌(光文社、2002年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「土屋隆夫 著」による。初刊年1961年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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