「あなたが私の息子を殺したのよ」。山倉史郎は、狂乱する冨沢路子の前に絶句した。それは悲劇的な誤認誘拐だった。犯人は山倉の子と誤って、同級生である路子の子を拉致したらしい。しかも身代金授受に山倉は失敗し、少年は骸となって発見された。やがて浮かんだ男には鉄壁のアリバイがある。誤認誘拐が残したものを、父親の視点から見つめ続ける長編。
1991年4月祥伝社ノン・ノベル刊、1996年7月ノン・ポシェット、2022年4月祥伝社文庫【新装版】。著者記事の著作一覧と楽天ブックスの内容紹介で確認した。
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