極寒の北極海を、輸送船団を守りながら巡洋艦ユリシーズ号が進んでいく。相手はドイツ軍だけではない。凍りつく波と、限界を超えた疲労そのものが乗組員たちを削っていくのだ。誰が生き残るのかではなく、人はどこまで耐えられるのかが問われていく。感傷を排した筆致が最後まで揺るがない。海軍勤務の経験に裏打ちされた、著者のデビュー作にあたる長編である。
書誌(早川書房、2011年、ISBN 9784150400071)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「アリステア・マクリーン著 ; 村上博基訳」による。初刊年1967年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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