明晰な頭脳にものをいわせ、巧みに法の網の目をくぐる。戦後の混乱期、ありとあらゆる手口で完全犯罪を繰り返す天才的知能犯・鶴岡七郎。手形詐欺で荒稼ぎしながら、彼は捕まらないことにこだわり続ける。最後まで警察の追及をかわしきった神の如き犯罪者の視点から、その悪行の数々を冷徹に描いていく。日本の推理文壇でひときわ異彩を放つ悪党小説。
『週刊スリラー』1959年5月1日〜1960年4月22日連載(連載時の題は『黄金の死角』)、1960年光文社カッパ・ノベルス刊。1979年に映画化・テレビドラマ化(1963年版のドラマもある)されたことをWikipedia日本語版で確認した。
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