僕たち一家の悩みは、隣家の犬の鳴き声だった。そこで少年の発案でひそかなワナをしかけたのだが、事態は予想もつかない展開を見せていく。表題作のほか「この子誰の子」「祝・殺人」など、ユーモア推理の名篇を収めた初期短編集。派手な事件ではなく、家庭や近所づきあいのなかで人がふと踏み外す瞬間を描く。著者のデビュー作を含む五編。
1990年1月文藝春秋刊、1993年1月文春文庫。表題作は1987年に第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞した著者のデビュー作だが、同賞は本DBのawards.jsonに未登録のため受賞歴には登録せずここに記す。収録作は「我らが隣人の犯罪」「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願」の5編。著者記事の著作一覧と楽天ブックスの書誌で確認した。
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