鬼気せまるような美少年「真珠郎」の持つ鋭い刃物がひらめいた。浅間山麓の別荘地では、その姿を見た者は無事では済まないという噂が囁かれている。霧のように渦巻く謎のなか、名探偵・由利麟太郎が怪奇な連続殺人に挑んでいくことになる。無気味な迫力で描かれた、戦前の横溝正史を代表する怪奇ミステリの一編である。金田一耕助ものとは違う怪奇趣味が濃い。
『新青年』1936年10月号〜1937年2月号連載。firstPublishedYearは初出年を採用した。publisherは現在広く流通している角川文庫版に合わせている。著者記事の作品一覧と楽天ブックスの内容紹介で確認した。
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