名探偵・由利先生のもとに、突然、差出人不明の手紙が舞い込んだ。それは恐ろしい殺人事件の予告だった。指定の場所へ急行した彼が目にしたのは、箱の裂目から鮮血を滴らせた黒塗りの大きな長持である。予告どおりに進んでいく犯行を、由利麟太郎と新聞記者の三津木俊助が追っていく。戦前の由利先生ものを代表する一編である。
『富士』1937年6月号〜7月号連載。firstPublishedYearは初出年を採用した。publisherは現在流通している角川文庫版に合わせている。著者記事の作品一覧と楽天ブックスの内容紹介で確認した。
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