満州の宿命城で起きた密室殺人と、戦後の日本で進む一本の映画の製作。時代も場所も異なる二つの出来事が、失われた台本と一つの謎を介して少しずつ重なり合っていく。副題は「宿命城殺人事件」。歴史と虚構、そして探偵という存在そのものを大きな枠に収めた、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞を同時に受けた大長編である。
2001年、早川書房〈ハヤカワ・ミステリワールド〉より刊行(2005年ハヤカワ文庫JA上下巻)。第2回本格ミステリ大賞と第55回日本推理作家協会賞を受賞。作品単独のWikipedia記事はないため著者記事で確認した。
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