「これはもしかして」——安藤は、自分が念じた言葉を目の前の相手が必ず口に出すと偶然気づく。「腹話術」と名付けたその能力を携えて、彼は一人の政治家に近づいていく。同居する弟の潤也は、兄が迫りつつある不穏そのものを直観していた。未来にあるのは青空なのか、荒野なのか。世の中の流れに立ち向かおうとした兄弟の物語。
2005年10月講談社刊、2008年9月講談社文庫、2023年1月講談社文庫【新装版】。著者記事の著作一覧で確認した。同題の別作品が多数あるため、表紙取得時の誤マッチに注意が必要。
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