心の中だけで通じ合う不思議な電話を通して出会った、少年と少女。互いの姿を知らないまま、二人は言葉を交わしていく。表題作をはじめ、静かで切ない読後感を残す短編を収めた一冊である。過剰な説明を排した語りと、細部に置かれた小さな仕掛けが、読み終えたあとに長く尾を引く。著者の「白い」作品を代表する短編集である。
書誌(角川書店、2009年、ISBN 9784046310187)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「乙一 作,Shel 絵」による。初刊年2001年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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