岡山の旧家・一柳家で、婚礼の夜に当主夫妻が離れで惨殺される。雪の積もった庭に足跡はなく、悲鳴とともに人々が聞いたのは家宝の琴の音だった。現場には血に濡れた日本刀が突き立ち、事件の前後には三本指の男が目撃されている。報せを受けて岡山へ向かった金田一耕助は、旧家の格式と婚姻をめぐる因習をたどりながら、閉ざされた離れで何が起きたのかを組み立てていく。第一回探偵作家クラブ賞を受けた、シリーズの出発点。
初出は1946年『宝石』連載、単行本は1947年11月(青珠社)。第1回探偵作家クラブ賞(現在の日本推理作家協会賞、1948年)受賞。刊行元は現在広く流通している角川書店(角川文庫)版を採用した。映画2作・テレビドラマ3作・漫画化があることをWikipedia日本語版で確認。
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