箱の蓋をはね上げ、バネ仕掛けの人形のように男が飛び出した。だが瞬間、まえのめりに倒れこむと激しく痙攣し始める。男の胸には、箱の中に強いスプリングでとめられた鋭い短剣が突きささっていた。スリラーふう軽演劇『パンドーラの匣』の舞台で起こった恐怖の殺人事件を、等々力警部が追う。喜劇仕立ての異色の本格長編。
『月刊読売』1948年1月号〜9月号連載。firstPublishedYearは初出年を採用した。publisherは現在流通している角川文庫版に合わせている。著者記事の作品一覧と楽天ブックスの内容紹介で確認した。
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