上流階級の子女が集う読書サークル「バベルの会」を共通の背景に持つ、五つの短編を収めた作品集。屋敷の内側や家族の事情を、それぞれの語り手が上品な口調で静かに語っていく。その語りが最後の一行で反転し、目にしていた風景がまるごと別の意味を帯びる。甘美な文体と後味の悪さを併せ持つ、米澤穂信の暗い面が出た一冊。
2008年、新潮社より刊行の短編集。以上をWikipedia日本語版で確認。受賞歴は確認できなかった。
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