貸した金の取り立て、山中の駐在所、戦地からの手紙——舞台も語り手も異なる六つの短編を収めた作品集。人が何かを願い、その願いのために一線を踏み越えてしまう瞬間が、いずれの作品でも静かに描かれる。表題作をはじめ、最後の数行で事件の像がまるごと反転する構成が全編に共通しており、動機の見え方そのものが仕掛けになっている。山本周五郎賞を受け、ミステリランキング三冠を史上初めて達成した短編集。
2014年、新潮社刊の短編集(6編収録)。第27回山本周五郎賞(2014年)、『このミステリーがすごい!2015年版』国内編第1位、『週刊文春ミステリーベスト10』2014国内部門第1位、『ミステリが読みたい!2015年版』国内編第1位をWikipedia日本語版で確認。NHKで2018年に3夜連続ドラマ化。 『このミステリーがすごい!』のランキングはWikipedia日本語版「このミステリーがすごい!」の各年のランキング一覧で確認(2026-08-07照会)。
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