ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑。心の鬼に捕らわれた六人の「S」が迎える予想外の結末とは何か。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕によって、読み終えたあとに前提そのものが崩れる感覚が生まれる。語り手の視点が絶えず揺らぐ構成を取りながら、人の心の哀しさと愛おしさを描き出した、著者の真骨頂といえる短編集である。
書誌(角川書店、2011年、ISBN 9784041000120)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「道尾秀介」による。初刊年2009年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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