D坂の古本屋で、店番をしていた若い妻が絞殺される。表通りにも裏通りにも人目があり、犯人が出入りできたはずのない状況だった。現場に居合わせた「私」の前に、書生風の風変わりな青年が現れる。のちに数々の事件を手がける明智小五郎の初登場作であり、彼は目撃証言の食い違いと人の記憶の頼りなさを手がかりに、事件の像を組み立てていく。江戸川乱歩が探偵小説の型を日本に根づかせた初期の代表作。
初出は『新青年』1925年1月増刊号。明智小五郎の初登場作であることをWikipedia日本語版で確認した。短編のため刊行元は現在流通している光文社文庫版(江戸川乱歩全集)を採用。映画・テレビドラマ・漫画化の存在も同記事で確認。
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