異形の遊女たちが春をひさぐ歓楽の街メルルキサス。子を宿せないはずの「メルサスの女」から生まれた少年イェノムの背には、出来そこないの翼のようなふたつの瘤があった。生まれつきの異形を抱えた者たちが身を寄せ合う街を舞台に、生殖と美をめぐる主題を静かな筆致で描く。著者の初期を代表する長編である。翼を持たぬ者ばかりの世界で異形に生まれた者は何を選べるのかを問い続ける。
候補は日本語版Wikipedia「星雲賞」日本長編部門の受賞作一覧から採り、受賞年は同ページの回数と年の対応(全57回とも年=1969+回)で確認した。書誌(読み・初刊版元・初出年)は国立国会図書館サーチに拠る。あらすじは楽天ブックス/楽天Koboの紹介文を下敷きに独自要約した。 あらすじは独自要約(コピペなし、結末の仕掛けには触れていない)。
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