ふたりの若い恋人が囚われの身となった夏の日は、引き伸ばされた一瞬となった。過去と未来をさまよう人間の愛と焦燥を技巧的に綴る表題作と「青ざめた逍遥」、狂騒に満ちた終末を描くデビュー作「逃走」、揺らぐ自己同一性を扱った「リアルタイム・ワールド」など、初期から円熟期までの代表作を収める。どの編でも、語られている出来事より語り方のほうが読者を惑わせるという著者の資質が徹底されている。
候補は日本語版Wikipedia「SFが読みたい!」の各年ベスト10から機械抽出した。同誌の◯年版は前年刊行分のランキングのため、受賞歴は対象年で「ベストSF◯◯◯◯」と表記した。書誌(読み・初刊版元・邦訳初刊年・訳者)は国立国会図書館サーチと楽天ブックスで確認した。あらすじは楽天ブックス/楽天Koboの紹介文を下敷きに独自要約した。日本オリジナル編集の短編集のため、原題と発表年は表題作のものを採った。 あらすじは独自要約(コピペなし、結末の仕掛けには触れていない)。
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