三年前、会社から帰宅途中の吉田大輔氏は、最寄り駅から自宅までのあいだで一瞬にして一万九千三百二十九人になった。第7回創元SF短編賞を受けた表題作をはじめ、まっぷたつになった家で暮らし続ける一家とそれを観察する人々、町じゅうが白と黒に分かれて何百年も試合を続ける町など、四編を収める。日常の一点だけを極端に押し広げ、あとはひたすら生真面目に記述していく作風が全編で徹底されている。
候補は日本語版Wikipedia「SFが読みたい!」の各年ベスト10から機械抽出した。同誌の◯年版は前年刊行分のランキングのため、受賞歴は対象年で「ベストSF◯◯◯◯」と表記した。書誌(読み・版元・刊行年)は国立国会図書館サーチと楽天ブックスで確認した。あらすじは楽天ブックス/楽天Koboの紹介文を下敷きに独自要約した。 あらすじは独自要約(コピペなし、結末の仕掛けには触れていない)。
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