地方の商店街に古くから続く仏具店の嫁・菜々子と、夫の転勤により社宅住まいをしている妻・光稀。そして移住してきた陶芸家・すみれ。美しい海辺の町で出会った三人の女性は、車椅子の少女を支援するチャリティ活動を立ち上げる。善意から始まったはずの試みは、町の事情や個々の見栄と絡み合い、当初とは違う形へ膨らんでいく。山本周五郎賞受賞作。
2015年11月集英社刊、2018年6月集英社文庫。第29回山本周五郎賞(2016年)受賞を著者記事の受賞歴で確認した。同題の別書籍(トマス・モア『ユートピア』ほか)が多数あるため、表紙取得時の誤マッチに注意が必要。
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