一人の死者をめぐって、複数の視点が交錯していく。誰がどこまでを知っていて、何を隠しているのか。語り手が替わるたびに、同じ出来事がまったく別の意味を帯びていくことになる。作者らしい端正な構成と、細部に仕込まれた伏線が光る長編であり、読み終えたあとにその配置の妙が立ち上がってくる作りになっている。奇術師でもある著者らしい一作。
書誌(河出書房新社、2019年、ISBN 9784309416656)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「泡坂妻夫 著」による。初刊年1985年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
当サイトは Amazon.co.jp アソシエイトおよび楽天アフィリエイトのプログラム参加者です。作品ページの購入リンクから商品が購入された場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。