精神を少しずつ追い詰められていく一人の女性の姿が、丹念に描かれていく。彼女は自分が壊れていくのを止めることができない。ところが物語が後半に差しかかったところで、それまで読んできたものがまったく別の像を結び直しはじめる。前半と後半とで読者の見方が反転する構成を取った、著者らしい仕掛けを持つ長編である。
書誌(文藝春秋、2015年、ISBN 9784167903565)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「ピエール・ルメートル 著,吉田恒雄 訳」による。初刊年2009年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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