少年時代の御手洗潔が遭遇した密室の謎を描く中編に、短編を併録した一冊である。名探偵となる前の、まだ何者でもなかった少年の視点から、密室という古典的な題材が扱われていく。後の御手洗を知る読者には、その資質がどこから来たのかを窺わせる作りにもなっている。シリーズの成り立ちを補うような位置にある作品集といえる。
書誌(講談社、2003年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「島田荘司 [著]」による。初刊年1999年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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