建築という営みそのものが、事件の骨格に組み込まれていく。図面、構造、そして施工の手順。素人には気づけない差異が、決定的な手がかりとなるのだ。誰がその建物を設計し、どこに手を加えたのか。専門知識を惜しみなく織り込みながら、不可能状況を成立させていく手つきが本作の身上である。本格ミステリの技巧に徹した長編といえる。

この作品が好きなら

第四の扉
第四の扉
ポール・アルテ(訳: 平岡敦) / 早川書房 / 2002年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2003年版 海外編 第4位
フライプレイ!
フライプレイ!
霞流一 / 原書房 / 2014年
本格ミステリ大賞 受賞
人狼城の恐怖
人狼城の恐怖
二階堂黎人 / 講談社 / 1996年
探偵: 二階堂蘭子
人狼城の恐怖 第四部 完結編
人狼城の恐怖 第四部 完結編
二階堂黎人 / 講談社 / 1999年
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1999年版 国内編 第9位
密室黄金時代の殺人
密室黄金時代の殺人
鴨崎暖炉 / 宝島社 / 2022年
斜陽館殺人事件
斜陽館殺人事件
P・J・フィッツシモンズ(訳: 中山宥) / 東京創元社 / 2026年 / 海外
この作品からもっと探す →

書名・著者・出版社・刊行年は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の書誌で、受賞歴はWikipedia日本語版「松本清張賞」の受賞作一覧で確認(2026-08-07照会)。あらすじは版元の紹介文およびWikipedia記事を参考にした独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。あらすじの典拠が見つからなかったため、内容の記述は書誌事項から確認できる範囲にとどめている。

当サイトは Amazon.co.jp アソシエイトおよび楽天アフィリエイトのプログラム参加者です。作品ページの購入リンクから商品が購入された場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。