広大な敷地を持つデスパード家の当主が急死する。その夜、当主の寝室で目撃されたのは、古風な衣装をまとった婦人の姿だった。婦人は壁を通り抜けて消えたという。毒殺を疑ったマークは友人の手を借りて遺体の発掘を試みるが、密閉されたはずの地下の霊廟から遺体は跡形もなく消えていた。消える人影、死体の消失、毒殺魔の伝説。合理と怪異の境界で進んでいく一級品。
原題 The Burning Court、1937年発表。推理小説と怪奇小説を融合させた作品として評価されることをWikipedia日本語版で確認。邦訳は西田政治訳(1955年)、小倉多加志訳などがあるが、本DBでは早川書房の加賀山卓朗訳〔新訳版〕(2011年)を採用した。訳者・出版社・刊行年は楽天ブックスの書誌情報で確認。
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