司教が屋敷の廊下で幽霊に襲われたという珍事から物語は始まる。滑稽としか言いようのないその騒動が、やがて射殺事件へと発展していく。笑いに満ちた導入と、きちんと組み立てられた本格の骨格とを両立させた一作である。フェル博士の飄々とした人柄も存分に発揮されており、シリーズのなかでは軽やかな部類に入る長編といえる。
書誌(早川書房、2006年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「ジョン・ディクスン・カー 著,加賀山卓朗 訳」による。初刊年1958年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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