旅芝居の一座を舞台に、事件が起こる。舞台と楽屋、そして演じることと生きることの境目が、次第に曖昧になっていくのだ。華やかな衣装の裏側にあるのは、座員たちの生活と、長く続いてきた因縁である。妖しく濃密な情景描写は、著者の一貫した持ち味といえる。芝居という世界を借りながら、人の情念を正面から描き出していく長編である。

この作品が好きなら

暗黒童話
暗黒童話
乙一 / 集英社 / 2001年
ブラック・トムのバラード
ブラック・トムのバラード
ヴィクター・ラヴァル(訳: 藤井光) / 東京創元社 / 2016年 / 海外
ダブ(エ)ストン街道
ダブ(エ)ストン街道
浅暮三文 / 講談社 / 1998年
メフィスト賞 第8回受賞
フリッカー、あるいは映画の魔
フリッカー、あるいは映画の魔
セオドア・ローザック(訳: 田中靖) / 文藝春秋 / 1998年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1999年版 海外編 第1位
ゴシックタウン
ゴシックタウン
エミリー・カーペンター(訳: 茂木健) / 東京創元社 / 2025年 / 海外
IT
IT
スティーヴン・キング(訳: 小尾芙佐) / 文藝春秋 / 1991年 / 海外 / 映画化
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 1993年版 海外編 第4位
この作品からもっと探す →

書名・著者・出版社・刊行年は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の書誌で、受賞歴はWikipedia日本語版「日本推理作家協会賞」の受賞作一覧で確認(2026-08-07照会)。あらすじは版元の紹介文およびWikipedia記事を参考にした独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。あらすじの典拠が見つからなかったため、内容の記述は書誌事項から確認できる範囲にとどめている。

当サイトは Amazon.co.jp アソシエイトおよび楽天アフィリエイトのプログラム参加者です。作品ページの購入リンクから商品が購入された場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。