私は確かにその二人を知っていた。もっとも、私はその二人の顔も名前も知らない。始まりは、新聞の三面記事だった。実際にあった心中事件を題材にしながら、それを書こうとする側の視点と、書かれていく物語そのものとが交互に進んでいく。事実に基づく物語とは、いったい何を意味するのか。虚構と現実の境目を正面から扱った長編である。
書誌(河出書房新社、2024年、ISBN 9784309420806)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「恩田陸 著」による。初刊年2021年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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