復員した金田一耕助は、戦友から託された遺言を伝えるため瀬戸内海の獄門島へ渡る。島を支配してきた網元の家には三人の娘が残されており、耕助の到着を待っていたかのように惨劇が始まる。遺体はいずれも芭蕉の句になぞらえたとしか思えない形で見つかり、島の人々は古い因習と血族の重みのなかで口を閉ざす。閉ざされた島で見立てが何を隠しているのかを、耕助はほとんど一人で問い続けることになる。
初出は1947〜1948年『宝石』連載、単行本は1949年5月(岩谷書店)。第2回探偵作家クラブ賞の候補になったが受賞は坂口安吾『不連続殺人事件』であり、本サイトは候補を受賞歴として登録しない方針のため未登録。刊行元は現在流通している角川書店版を採用。映画2作・テレビドラマ5作・漫画4作の存在をWikipedia日本語版で確認。
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