「諸君が一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」——いかなる状況からも脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が、衆人環視のショーの最中に殺される。しかも遺体は霊柩車から消失した。これは匠幻最後の脱出なのか。奇術の仕掛けと事件の仕掛けが二重写しになるなか、犀川と萌絵が舞台裏をたどる。奇数章だけで描かれる一作。
1997年10月、講談社ノベルスより刊行(2000年11月講談社文庫)。S&Mシリーズ第6作。作品単独のWikipedia記事はないためシリーズ記事の書誌一覧で確認した。受賞歴は確認できなかった。
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