出産と家族をめぐる事情が絡み合った事件を、千草検事が慎重に解きほぐしていく。人が生まれるということ、そして家族という単位が抱え込むもの。事件の背後にあるそれらの重さを、作者は一貫して見据えている。派手さを排した筆致のなかで、証拠と証言が一つずつ意味を変えていく。千草検事シリーズの後期を代表する長編である。
書誌(光文社、2003年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「土屋隆夫 著」による。初刊年1989年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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