退職した判事・関根多佳雄が、身の回りで起きる小さな不思議に静かに耳を傾けていく連作短編集である。必ずしも殺人が起きるとは限らず、事件と呼ぶには小さすぎる出来事も多く含まれている。それでも彼はその意味を丁寧に考え抜いていくのだ。派手さのない謎ばかりを扱った一冊であり、著者の短編の巧みさがよく表れた作品集といえる。
書誌(祥伝社、2003年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「恩田陸 著」による。初刊年1999年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。 『このミステリーがすごい!』のランキングはWikipedia日本語版「このミステリーがすごい!」の各年のランキング一覧で確認(2026-08-07照会)。
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