感覚を一つずつ失っていく男の内面を、外側からではなく内側から描き出した表題作をはじめ、喪失を主題にした短編を収める一冊である。何かを失ったあとに残るものは何なのか。静謐な筆致と、痛みを直視する姿勢が全編を貫いている。ホラーやミステリとは異なる、著者のいわゆる「白い」側面が最も強く出た作品集といえる。

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20世紀の幽霊たち
20世紀の幽霊たち
ジョー・ヒル(訳: 大森望) / 小学館 / 2008年 / 海外
『このミステリーがすごい!』年間ランキング 2009年版 海外編 第4位
花と流れ星
花と流れ星
道尾秀介 / 幻冬舎 / 2009年
睡蓮夫人
睡蓮夫人
氷川瓏 / 筑摩書房 / 1954年
日本推理作家協会賞 奨励賞
海鰻荘奇談
海鰻荘奇談
香山滋 / 桃源社 / 1948年
日本推理作家協会賞 新人賞
鬼談百景
鬼談百景
小野不由美 / KADOKAWA(角川書店) / 2012年
眼球綺譚
眼球綺譚
綾辻行人 / 集英社 / 1995年
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書誌(角川書店、2006年)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「乙一 [著]」による。初刊年2003年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。

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