東京の繁華街で、猟奇的な殺人が次々と重ねられていく。犯行を続ける男、息子の様子に不安を覚える母、そして退職した元刑事。三者の視点が交互に語られ、それぞれの日常が少しずつ壊れていく。冒頭で犯人が捕らえられる場面を示したうえで、そこへ至る道筋をたどる構成をとり、恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡を追いながら、時代の悪夢と闇を鮮烈にえぐり出していく。
1992年9月、講談社より刊行(1994年講談社ノベルス、1996年講談社文庫、2017年新装版)。『このミステリーがすごい!』1993年版で16位。作品単独のWikipedia記事はないため、著者記事の著作一覧と楽天ブックスの書誌情報で確認した。
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