検事・霧島三郎が、法の枠内で真相に迫っていく連作である。捜査の段階で何が集められ、公判の場でそれがどう扱われるのか。手続きの一つひとつを丁寧に描きながら、裁くという行為の難しさが浮かび上がってくる。派手な仕掛けよりも、証拠と手続きの積み上げによって事件の形を定めていく、著者の法廷ものの系譜に連なる一作。
書誌(光文社、2014年、ISBN 9784334767754)は国立国会図書館サーチAPI(opensearch)の検索結果で確認。著者・訳者は同APIの責任表示「高木彬光 著」による。初刊年1964年は同APIで同書名の全版を引いて確認。あらすじは独自要約(コピペなし、真相・トリックには触れていない)。
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