原さくら歌劇団の主宰者である原さくらが、「蝶々夫人」の大阪公演を前に突然姿を消した。数日後、数多くの艶聞をまきちらしプリマドンナとして君臨していたさくらの死体は、バラと砂とともにコントラバスの中から発見される。死亡推定時刻と移動の可否をめぐって関係者の証言が食い違うなか、由利麟太郎が音楽界の人間関係を解きほぐしていく。
『ロック』1946年5月号〜1947年4月号連載。firstPublishedYearは初出年を採用した。『本陣殺人事件』と並行して書かれた本格長編。publisherは現在流通している角川文庫版に合わせている。著者記事の作品一覧で確認した。
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